2013年8月12日月曜日

旧富山県消防学校を使った「実火災・消化救助訓練」 - 富山消防署の消防車・救急車と、防災ヘリが出動!

「解体中の建物を利用しての本格的な訓練です」

チラシに記載された文字を見てびっくり!こんな訓練展示が今まであったでしょうか…


8月11日、「広域消防防災センター ちびっこフェスティバル ~夏の陣~」の開催にあわせて、旧消防学校の校舎を利用した「実火災・消火救助訓練」が行われました。


ここは富山空港のすぐ隣にある旧富山県消防学校
2012年に新しい富山県消防学校が完成し、使われなくなった旧消防学校は年内を目途に解体されることに。
解体前にこの旧消防学校を使って実践的な訓練を10回前後行うとの事で、今回のフェスティバルで一般向けの訓練展示が行われました。
(解体までの残された期間に、各地域の消防本部も各種訓練に使用するそうです)

旧富山県消防学校の校舎



訓練は
「中層ビルが爆発し、火災が発生。逃げ遅れた者がいる」
との想定で行われます。

それでは実際の訓練の様子を動画でご覧ください。







火災を伴う、本格的な消火・救助の様子を間近に見ることが出来ました。


それでは、写真と共に動画を振り返ってみましょう。

今回の訓練展示は富山市消防局・富山消防署の隊員・車両を中心に実施、参加車両は計6台(ポンプ車3台・15mはしご車・救助工作車・救急車)、防災ヘリ1機でした。


訓練内容
  • ビル火災の消火訓練
  • はしご車を使った救助訓練
  • 倒壊ビルからロープを使った救助訓練
  • ヘリコプターを使った上空からの情報収集訓練

の4項目が実施されました。


2階より出火
窓ガラスの割れる音が聞こえます
火災出動指令が出されました

「水槽付きポンプ消防車」と「救急車」が火災現場に到着

消火開始

消防・防災ヘリコプター「とやま」が富山空港を離陸し上空に到着
情報収集を行っています

心肺停止の負傷者に救命処置を実施


「救助工作車」・「15mはしご車」も到着

「空気式救助マット」を使って、逃げ遅れた女性が2階からジャンプ

はしご車により屋上の2名を救出

「斜めブリッジ」により、けが人を救出
このあと隊員2名も降下・脱出

最後は一斉放水展示を行い、鎮火
訓練終了です

見事な訓練展示を見せてくれた隊員・消防学校の学生さんたちに拍手!

冒頭の開式時、説明を行う隊員からはこんな言葉もありました。

1970年の開校以来、大勢の消防職員・隊員を育ててきました。今回、訓練に参加する各隊員にとっても、若き日にここで消防の知識・技能を学んだ思い出深い地です。

今日訓練を行った隊員のほか、現在県内で活躍しているほとんどの消防職員・隊員はここで学んだのですね。
その校舎の「最後の花道」として今回の訓練展示が行われました。


今回すばらしい消火・救助・救急訓練を見せていただいた各隊員・職員・消防学校の皆さんに感謝申し上げます。
(撮影に関しても事前にご配慮をいただきました。ありがとうございました。)


以上、「実火災・消化救助訓練」の様子でした。


(今回は建物内部にも潜入!消防の各緊急車両も集結。そして防災ヘリが…)
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